自転車天国ルンド〜その2〜
ルンドが自転車天国であることは前にも書いた。
ルンドでは何か催しごとがあると、ソーセージ売りの店と並んで、自転車に関するブースも登場する。自転車に無料で自分のナンバーを刻んだりできるのだ。地域をあげて自転車の町ルンドをバックアップしている。
12月に入った初日、ルンドのシンボル大聖堂の近くを歩いていると、何やらパン屋の袋を配っている集団に出くわした。 その集団は自転車をこいでいる人達に、無理矢理(笑)パンの袋を渡しているようにも見えた。何だろうと近寄ってみると、自転車キャンペーンだった。
交通オフィスの中のLunda MaTsというグループが、町ゆく自転車乗りにfika(お茶タイム)用のお菓子を配っているところだった。歩行者には配っていなかったので、おそらくターゲットは自転車乗りだけのようだった。
それにもかかわらず「何やってるの?」と聞かれた手前、そのまま追いやるわけにもいかなかったのか、キャンペーン員のお兄さんは私にお菓子をくれた。
12月に入ると日はめっきりと短くなり、スウェーデンの南に位置するルンドでも毎夕午後4時にもなると暗くなってしまう。これからクリスマスに向けて更に日が短くなり、一番短いときで3時半にはすでに夜の様だ。
そんな中で町ゆく自転車乗りにお菓子をいきなり渡そうというのだから、これが結構難しい。
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| フラッシュ付きで撮影 | フラッシュなしで撮影:真っ暗闇でお菓子をあげるのももらうのも難しい |
自転車乗りの一人は、いきなり見知らぬ人にパン屋の袋を突き付けられて「え?!え!これ買えっていうの?」と驚いていた人もいた。(自らもらいに行った歩行者は私だけだったようだ)
うちに帰ってもらったばかりのカスタードマフィンと(デニッシュパンかと思ったのに。でもこれも十分美味しかったです!)コーヒーでfika(お茶)しながら、中に入っている冊子や地図を読んだ。
地図にはルンドのサイクリング道路が全て載っており、非常に役に立つもので、それと同時に反射板も入っていた。反射板は特にこれから毎日が夜のようになるスウェーデンでは欠かせないものだ。これらをコートなどに付けて歩いているお年寄りもよく見かける。
自転車に関しては日没後は自転車ライトは法律で付けることが定められており、警察に無灯が発見された場合は、罰金(かなりの高額)を支払わなくてはならない。自転車の反射板も罰金の対象となる。自転車にもかなり厳しいスウェーデンである。
そういった規則は、全て安心して自転車を運転できるように決められたもの。ルンドなどの田舎になると、街灯も追いつかず、真っ暗な道路も多々ある。そんなところでライトもつけず自転車を運転することは、かなり危険なことなのだ。
今年は幸い暖冬で、この時期になっても自転車乗りが辛くない。雪ももちろん降ってないし、道路も凍る様子はない。安全に自転車で動き回りたいものだ。

もらったお菓子類と反射板。机の上が散らかっているのはゆるしてね。
2000.12.1