JulがやってくるA

 

 Jul(クリスマス)が近づくとクリスマス商品が増えるだけでなく、町全体がクリスマス色になっていく。

 スウェーデン中の窓辺にLjusstake(電気ろうそく)が現れる。しかも一軒に一つではなくて、一つの窓に一つずつ置いてあるので町全体ではすごい数になる。

 したがって夜になると(スウェーデン南部のルンドでも午後3時半にはすでに夜)

 町中の窓辺がキラキラと輝いて、それらを眺めながら帰るのも楽しみの一つである。

 これは民家だけでなく、学校や病院の窓辺にもたくさん置いてある。

  日本には年賀状用専用ポストが出現するが、スウェーデンにも同じように

 Julpost(ユールポスト)が現れる。しかもリボン付きでとてもかわいい。

 もちろんここには日本の年賀状にあたるカードはない。Jukort(ユールコート

 クリスマスカード)を送るときに、一緒に「新年おめでとう」 と書くぐらいだ。

 わらで作った山羊の様な動物も、この時期よく見かける。これはJulbock

 (ユールボック・クリスマスのやぎ)といってTomte(トムテ・サンタクロース)が現れる前

 このやぎがプレゼントをもって来ていたそうだ。

 もともとTomteは小人で、家のまわりをチョコチョコ走り回っている妖精のような存在だったのだが、コカコーラに勤めていたスウェーデン人がTomteをコカコーラの宣伝用に大きなおなかのサンタクロースに作り上げたという話もある。

 そして12月13日のルシア祭を迎えると、Jul気分も一層高まっていく。ルシアとはイタリアの有名な歌「サンタルチア」と関係があるのだが、毎年地域ではルシア祭のメインであるルシア姫を選ぶ。

 そしてルシアの日、陽もまだ昇らない早朝に、光の象徴であるルシアが白いドレスと蝋燭を身につけて現れるというものだ。

 ルシアが終わるとJulまであと11日!

2000.1.21

 

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