midsommar

 

 6月24日土曜日は夏至祭midsommarだ(2000年の場合。年によって夏至祭にあたる日が違う)。

 といっても、みんな昨夜飲んべえストッファにつき合って遅くまで起きていたので、昼近くに朝食を食べる。

 あんなにスナップスだウォッカだビールだとかっくらっていたストッファも、ちょっと遅れて普通に起きてくる。あんなに飲んで二日酔いになってないなんて、やっぱス人って・・ザル。

 となりの家にはmidsommarstång(夏至祭のポール)が庭の真ん中にたてられていて

 親戚達がみんなで射撃(おもちゃの空気銃)をやったり、ミニゴルフをやったりと

 イベント多し!のmidsommarの集まりのようだ。(夏至祭のポールこっそりとったので

 見にくい・・。見えます??)

 リンデホルム家はそれを見ながら、ひたすら飲んでおしゃべりをするというタイプのようだ。

  そして再び昼からビールを開け、バーベキューを食べたりと、時間無制限大食い大飲み競争が始まった。

蒸し焼きスモークカレイとディルとゆでたイモ     スモークウナギ・すごくしょっぱい  グリルした味付け豚肉とサラダ2種

 

 森を散策

 これは直接midsommarには関係ないが、今回リンデホルム家のおじいちゃんのアパートを訪ねたあと、海岸近くの森へと散策へ出かけた。

 この辺の子供にとって森は絶好の遊び場だ。途中数組の散策組に出会う。みんなゆっくりとおしゃべりをしながら、森の中を歩いている。

 私は・・というと、はっきりいってはじめは恐かった。というのも私の実家のあたりでは、ちょっとした草むらには「まむし(毒蛇)」が出ると言ったものだ(どんな田舎じゃ!?)。だから自然の中にはいると、後ろから「まむし」が飛びかかってくるのではないかという恐怖心がわいてくる。

 おまけに私は虫にも弱い。キャンプに行っては、そのあと皮膚科にかかるというコースだった。

 それとは対照的にスウェーデンの典型的な田舎育ちのうちのス人は、その辺に生えている草や出来かけのベリーをつまみ食いしながらテクテクと森の中を進んでいく。

 途中海岸で白鳥達と出会う。ここら辺の海は日本の海と違って塩分量が極端に少ないので

 さわってもサラサラしている。海の匂いもそれほどしない。風もべたべたしていない。

 海水浴をしても、まるでシャワーを浴びているようだとうちのス人は言う。

 潮風にあたっただけで顔がべたべたになる日本の海では、白鳥もこんな快適には

 過ごせないだろうな・・と思った。

  森の中を歩いていてもわかるが、興味深いのは、だいたいのスウェーデン人がキノコ・ベリー博士だということ。

 とくにキノコには詳しい。キノコ図鑑を片手に全てのページ説明できるくらいに詳しいのだ。

 「あ!これはブラックベリー・・・、これはスローンベリーだ!」とつまみ食いしながら歩いていく。スローンベリーはグミのような味。しぶしぶだった。

 小さなリンゴの実を付けたリンゴの木も発見!誰のリンゴの木だろうと思っていたら、国のだって。国のだから食べてもいいよ!と気軽に言う。

 森は国民全てのもの。だから人は自由にどこでも行くことができて、そして何でも食べることができる。そのかわり森を汚してはいけない・・など基本的なルールはあるが・・。

 日本のように松茸の山には一般人は入れないということはない。どんなに高いキノコでも自由に採ることができる。昔から自分のもの、しっかりと区分けされた敷地の中で生きてきた私には、難しい感覚だ。

 ルンドへ帰る日

 midsommarの休暇もすんでルンドに帰る日が来た。行きは電車だったが帰りはルンドで働いているお父さんの車に便乗した。うふふ。電車代が浮いた(^^)。

 スにきて驚いたことの一つに高速料金がある。何と・・・無料(タダ)!!!どこに行ってもタダ!どんだけ走ってもタダ!だからこのように遠くに住んでいても、家族の行き来が簡単なのだろう。

 子供が早くから自立し、個人主義といわれるスウェーデンの家庭は、以外に家族の集いが多い。どこに住んでいてもこのような行事の時にはどこからともなく家族が集まってくる。

 私が東京で仕事をしていたときには、まさか夏至祭に片道約3万円の航空券を払って帰る気なんて起きなかったが、スはコミュニケーション費が日本に比べると非常に安い。電車代、無料の高速料金(?)、電話代、インターネット代・・どれをとっても平均的に日本より安い。

 個人主義といっても、日本よりかは家族のつながりは強いようにも感じられる。

 そんなことを考えながら今年の最初のビックイベント夏至祭は終わったのだった。

 

海岸近くにたてられている漁師の小屋

 

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