正しいスウェーデン人になるために

 

   夏のある日、うちのス人父からデンマークへ行こうという誘いをうけた。なんでもHelsingborg(ヘルシンボリ)から出ているデンマーク行きのフェリーの切符を友人からもらったそうだ。私達はス人父の車でデンマークへ行くことになった。

 今回の目的は主にアルコール購入ということ。これがウワサに聞いていたスウェーデン人のデンマークへのアルコール買いだし!

   スウェーデンからデンマークは今は主に2通りの行き方がある。

 2000年6月に開通したオーレスンド橋を使ってマルメから電車や車でコペンハーゲンに行く方法と、今回のヘルシンボリからフェリーを使ってデンマーク・helsingör(ヘルシンオーと発音・英語名エルシノア)に行く方法だ。

 

 ルンドからヘルシンボリまでは車で約1時間

 それからフェリーでヘルシンオーまでは30分ほどの船旅だ。

フェリーに乗り込みます   フェリーからのデンマークはこんな感じ

   

   ヘルシンオーについたお父さんはちゃっちゃと店へと向かう。行きつけらしいその店には、たっくさんのワインやビール、食料品や雑貨が並んでいた。(ここで私の血圧上昇!)

 

NETTO:安売りスーパーです(コペンにもあるよ) ケース買いは基本っす

 

 スウェーデンで暮らしていると、普通の店(やスーパーマーケット)にアルコールがおいてあると、それだけで感動・興奮してしまう!

 まずス人父は、持ってきた空き瓶をお金に換金する。デンマークのビールはスウェーデンと同じで、瓶を返すとお金になる(日本もそうだけど)。だいたい1ケース返すと、100dkrぐらいにはなる。これは捨てるわけにはいかない。

  余談だが、デンマークのスウェーデン人行きつけのお店ではたまにスウェーデンのお金を使うことが出来る。この安売りスーパー:NETTOでもスウェーデンのお金を使うことが出来るが、細かいお釣りはデンマークのお金でかえってくる。韓国の免税店などで日本円が使えるのと同じ感覚だろうか?

 何故多くのスウェーデン人がデンマークやドイツにアルコールを買いに行くかというと、それはもちろん安いから!スウェーデンはヨーロッパの中でも、アルコールが高い国だと言われている(ノルウェーは気絶するほど高いけど)。特にアルコール度数が高くなるにつれて、その割合は高くなる。(日本から来た私なんかには、ビールなどの低アルコールのものは非常に安くて助かっているのだが、でもそれよりさらにデンマークのビールは安い!)

   私の調査によるとルンドのシステムボラーゲット(スウェーデン国営酒屋)で買えるビールで一番安いのは8.6kr(330ml)。瓶代を引いて約8kr。それに比べてデンマークのビールは瓶代を引いてスウェーデンkrで約2〜3krで買うことが出来る。3分の1か4分の1の値段だ。

 これらのビールを大量に購入し、あわせてワインやコニャックなどを買うと、十分デンマークに来る甲斐があるというわけだ(しかも今回はフェリー代タダ☆)。

 もちろん大量に購入したビールの瓶は、次回またデンマークに来る機会があるときまで大事に保管しておく。

   

 そういうわけで、今回私達はビール6ケース(24本入り)と 

 さらに数10本追加、ワイン5〜6本を購入した。

    店を開いているわけではありません:笑

 

   大量に買ったビールを車のトランクに詰め終わり、さてと・・時間もちょうどお昼の12時。これから町へ出て食事がてら観光でもするかな?と思っていたところ、ス人父「もうかえるけど・・」の一言。

 私「え?・・だってまだお酒買っただけじゃない・・」

   そうなのだ。スウェーデン人にとってデンマークは観光の場所ではない。お酒を買うところなのだ。いかんいかん、真のスウェーデン人になるためにはここで観光なんてしてては・・と思うのは私には難しい。でもせめてクロンボー城でも見てかえりたいなぁ・・と、ヘルシンオーの名物のお城でランチ(ここでもスウェーデンのお金で支払い可能だった)をとって、無事スウェーデンまで帰ってきた。

 

美味しかったぁ(*^_^*) クロンボー城  

 

   ルンドにはちゃっかりお茶の時間ぐらいには帰り着いて、ビールをおろし、ス人父は実家のブレーキング地方まで車を飛ばして帰っていった。

 初めてのヘルシンオー見物。ビールを買ったことしか、思い出がない(それとお城でのランチ)。

   正しいスウェーデン人にちょっとだけ近づいたかな?

 

 追記:値段等は2000年当時の値段であって時期によって為替や金額にも変化があります。2005年時点ではデンマークではなくドイツへ買出しに行ってます。

  

 

スウェーデンあれこれ目次 もどる つぎへ