緊急企画スウェーデン緊急医療生レポート

“スウェーデンで交通事故にあって・・”その3

 

 おはようございます。  ミカは生きております。よかった・・・死んでなかった。

 昨夜は、病院の診察から帰ってきた後、寮まで駆けつけてきて下さった山田先生にいただいた痛み止めを飲んで寝た。そのせいか、ほとんど強い痛みは感じなかった。しかし右半分の顔の腫れと、夜になって出てきた熱のせいで、なかなか寝付けなかった。寝付いても、夜中に何度も顔を流れる黄色の液体におこされる。血は止まっても、これがどんどん傷から流れてくるのだ。

 朝、病院に今日の検査の予約を入れる。1時ということ。同時にタクシーの予約を入れる。タクシーなんて、去年の夏、初めてルンドに来た初日以来だ。懐かしい・・・しかしこんな無駄遣いは苦手だ。まあ、今回はしょうがないけど。

 1時5分前に病院に行き、昨日指示された窓口へと行く。奥のイスで待ってて、といわれたので、そこで待つ。今日は15分で扉が開いた。今日は血だらけでないので、何分待ってもいいやと思っていたのに、なかなかやるじゃん。

 中に入ってレントゲンの写真を撮ることになった。部屋の中心におかれている台に横になって、10枚ほどの写真を撮った。取り終わって技師の女性が、2時半に結果が出るから、ここに行ってください、と一枚の紙をくれた。

 2時半まで1時間弱あるので、病院のカフェでうちのス人とお茶をすることにした。病院のカフェなんだけど、色んなものがあってお洒落。スウェーデンのカフェは好き。カフェでコーヒーとマフィンを食べながら(口が開けられないから、ちぎって口に詰め込むという感じで食べた)、写真ができあがるのを待った。

 約束の2時半。指定されたさっきとは違う窓口に行く。他にも数名、待っている人がいた。順番の紙を引いてここでも待つ。10分ぐらいで私の順番が来た。

 部屋に入って、先ほど1時に予約のレントゲンを撮ってきて、2時半にここに来ることをいわれた、と伝えると・・・訳がわかってないようだ。これはまず、昨日のことから説明しないとダメのようだ(あー面倒くさい。どうしてこういうことを私が説明しなくちゃならないのかなぁ。写真撮った女性がここに行けといった。ここで写真を受け取れる!とどうして簡単に行かないんだろう:涙)。どうしてこう、連絡が上手くいってないのかなぁ。

 この連絡網の悪さはいつも気になる

 ある人がここに行ってね、といっても、そこの人は、何のことですか?って顔をする。しかたなく、昨日交通事故にあって・・・・と説明すると、看護婦の名前は??と質問された。

 「えー・・と・・」

 「名前はなんていった?その看護婦??

 「うー・・・(思い出そうにも血だらけで挨拶したときの外国人の名前なんて覚えているわけがない)」

 そこの女性は困っている様子。私がその看護婦の名前を思い出さないと、ことは進まない様子だ。

 「ううう・・・忘れました。」

 でもね。

 これって私が名前を忘れたことがいけないのかなぁ。普通、あんな状態で交わした挨拶の名前、覚えてる??しかもそれを患者に聞く?聞き直す?間違っても、レントゲンの女性と、この受付の連絡の悪さは、昨日の看護婦の名前を覚えていない事には関係ないと思うけど。昨日のデータとか、さっきレントゲンとったところの人からの連絡とか、ないわけ??

 わからん・・・・どーもよくわからん。こういう状況に日本の病院で陥ったことがないので、よく私には理解できない。 こういうこと、普通におこっているのかなぁ(その後の経験から、よく起こることが判明)。

 その女性は、私が昨日私の面倒を見た看護婦の名前を思い出せないなら、ちょっと時間がかかるけど、この件について探してみるといって、私達は再び待合室でまつはめになった。どのくらい待つのかという質問には答えてもらえず、ただ待っているしかなかった。

 待つこと2時間、やっと声がかかった。

 わーい!やっと結果が聞ける!!と連れて行かれたのは、治療台がある一室。ここに横になって、といって、私達をそこに連れていった女性は出ていった。

 ははは・・ここでまた1時間待ちだったりしてね(笑)。

 ・・・って冗談を言ったりしてたが、それは本当だった。ひい〜。

 私は診察台の上に乗せられたまま、そこで再び1時間待たなくてはならなかった。だったらさっきの待合所の方が雑誌があってよかった・・・。ねえ、この部屋で1時間ぼーっとしている意味を誰か教えて?!

 何もしないのもつまらないから、うちのス人に日本の昔話を2つほど話してやったりしていた。

 そして1時間後、茶色の袋を持った先生が入ってきた。そして「うん、大丈夫、何ともないよ。」ということだった。「あのー、この(顔の)テープは自分ではがすんですか?」「ああ、2・3日したら自分ではがしていいよ。 じゃ、ヘイドー」

 これだけだった・・。

 ねえねえ・・私が診察台に1時間も横たわっていた意味は・・・何??しかも2・3日後に自分ではがしていいって・・・あんた、人の顔だと思って!!いいの?自分でベリッてはがしちゃって!私の見極めでいいの?私、しろうとなんですけど。傷とか残らないの?!

 一応女の子なんですけどぉ・・・・。

 

 こうやって書いている今は、もうずいぶん回復しました。顔にテープははられたままで、傷はまだ見るには恐ろしいけど、顔の腫れはずいぶんおさまりました。今はただこの傷がきれいに消えてくれるのか、それだけが心配です。

 今回の事故に際して、痛み止めやアドバイスを下さった山田先生、そして奥様、山田先生に連絡を取って下さったkatoraさん。そしてわざわざ手作りのお寿司をスパルタまで持ってきて下さったス報のPecoさん、そして私の掲示板にお見舞いのメッセージを下さったみなさん、メールを送って下さった方々、どうもありがとうございました。

 外国で暮らしていて、怪我や病気をした時ってやっぱり不安になり、日本が恋しくなります。そんなときにみなさんのお力添えが非常に心にしみました。本当にありがとうございました。

 そして最後に治療をして下さったルンドの病院のスタッフの方々にお礼を言いたいと思います。

 Tack så mycket!

 

血がついたファーストキッチンのTシャツ・・見せるなって!

 

 

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