ユースホステルのすすめ

 

 ルンドに来て最初に泊まったのは、北欧旅行の強ーい味方:ユースホステルだった。

 パリなどではちょっとお洒落なプチホテル等に泊まることが出来るが、北欧でそういうことをしていると、はっきり言って破産申告を出さなくてはいけないほど高い(他のヨーロッパの国々と比較すると)。

 “リーズナブルなホテル”とガイドブックに書いてあってもめちゃめちゃ高い、本気で高い。初めてスカンジナビアのホテルに泊まったときは、気のせいかと思ったほどだった(笑)。

 そこで私がよく利用するのがユースホステル。はじめは貧乏旅行者だけが利用するのかなと思っていたのだが、意外と家族連れが多く、中には家族専用の部屋もあるぐらいだ。

 ほとんどのユースに共同の台所が用意されており自炊もできるし、宿泊代もホテルに比べると安いので家族で長期間、車を使って旅行をするにはもってこいの宿である。

 北欧のユースは北から南まで約5、6カ所ほど利用したが、ルンドで泊まったところは汽車を改良した、その名もSTF Vandrarhem Tåget(ユースホステル・汽車)。

 細長い車両が8両ほど連なっており、それぞれ食堂車(部屋)

 バストイレ車(部屋)、宿泊車(部屋)と分かれている。

 昔の汽車なので廊下がとても狭く2人の人間がすれ違うことが出来ず

 向こうから人が来ると譲らなくてはならない。

 もちろん部屋も狭く、私は共同の荷物置き場&卓球部屋に荷物を置き

 部屋には必要なものだけ別のバックに入れ持っていった。

 

 この狭い部屋に3段ベッドが置いてあり、私はその中段に3日間滞在した(頭を上のベットに何度ぶつけたことか・・)。

 朝食はユースに頼むこともできるが、少しでも節約しようと自炊をした。といっても、スーパーで買ってきたパンとリンゴ、そして日本から持ってきたインスタントコーヒーの軽い食事だった。夕食もほぼ同じメニューだった。

 ここのユースのシャワーが面白く、コイン式のシャワーだった。お風呂のたびにものすごい量のお湯を使う私の弟は、ここでも破産してしまうだろう。

 1kr(1kr=約15円)で2分間お湯が使えるシステムだった(99年)。

 お風呂を2分で済ませることなど出来ない私は、1回目は途中から冷たーい水を浴びることになり、2枚目のコインでも時間切れ。3枚のコインで強引に終わらせた。この時ばかりは風邪引くかと思った!!

 ユースのほとんどが相部屋になっており、行ったその場で色んな国の友人を作ることが出来る。たまにユースで一緒だった人とその後の旅の途中出会うこともあるほどだ。

 そして一番の魅力はその値段。北欧のほとんどのホテルが平均で1万円以上するところを2〜3千円ほどで泊まれるのはかなりの魅力である。

1999.9.4

 

スウェーデンあれこれ目次 もどる つぎへ